中学生になったわが子と、どう向き合えばいいの?
- しまうまさん
- 4月7日
- 読了時間: 2分
更新日:4月10日
お子様のご入学・ご進学、おめでとうございます。新しい制服に身を包んだ姿に、お子様の成長をしみじみと感じていらっしゃることでしょう。
今回は、中学校にご入学されたお子さんの保護者の方に向けて書いています。というのも、私は長年、中学校でスクールカウンセラーとして働いてきたからです。
毎年、1年生全員とお話しする機会があります。「中学校で心配なことはある?」とたずねると、「勉強についていけるか不安」「友達とうまくやれるかな」など、どの学年でもよく似た答えが返ってきます。
そうした不安の背景には、保護者の方の「ちゃんと勉強させなきゃ」「内申が悪いと将来が心配」という思いがあるのかもしれません。中学生になると、どうしても成績や進路のことが気になってきますよね。
でも一方で、子どもは思春期に入り、親の言葉に素直に耳を傾けてくれなくなる時期でもあります。「勉強しなさい」と言っても反発されたり、無視されたり…。どう関わればいいのか、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、大切なのは「勉強させる」ことより、「味方でいること」です。「がんばってるね」「心配なことある?」と声をかけて、安心できる家庭の土台をつくっていく。その土台の上にこそ、子ども自身のやる気や自信が育っていきます。
今は焦らず、信じて見守ることが、いちばんのサポートになるかもしれません。

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