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人見知りのマメシバ

ちょっと興味深いニュース映像を見つけました。

マメシバの「ののちゃん」は、極度の人見知りがあります。


(テレ朝ニュース、“人見知り”がすぎる犬)


知らない人にでも平気で寄っていく犬もいますが、そうじゃないワンちゃんもいるのですね。


人見知りとはもともと、乳児が母親を他人から区別するようになり、母親に甘え、他人に抱かれるとむずかるような現象のことを指します(正常な発達では、その時期の後、母親以外の人と広く関われるようになっていきます)。この言葉は成人に対しても使われ、慣れない他人を避ける現象を表したいとき、「人見知り」という言葉が使われます。


土居健郎先生は『「甘え」の構造』のなかで、「殊に赤面恐怖、視線恐怖、醜貌恐怖、体臭恐怖など対人恐怖症(社交不安症)と診断されるものは、人見知りが病的な程度に発達し加工された者と考えてよいだろう」と述べています。単に「人見知り」と言っても、いろいろな現れ方があります。人間ですと「おびえの意識」だけでなく「恥の意識」も加味されてくるため、複雑なものになります。


私の面接でも、「人にどう見られているか気にしやすい」などという訴えはわりとよく聞きます。程度の強い人見知りがあると人間関係に積極的になれず、世界が狭まりがちになります。そういう自分を悩んでいる人は、意外かもしれませんが、たくさんいます。30歳以前の、若い世代に多いです。芸能人でも、人見知りを告白している人もいます。


そのように感じている人は、一度カウンセリングでお話をしてみませんか?


                                (カモ 水元公園)

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