個別相談の利点
- しまうまさん
- 3月27日
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ICT(情報通信技術)教育に関して、最近はAIの普及により、児童・生徒用のアプリも進化しているようです。たとえば、それぞれの利用者の習熟度に合わせて、個別的に異なった設問を出してくるアプリがあります。
私も含めて昔の児童・生徒は、紙のテストで一律に同じ設問を解くしかなかったわけです。そのやり方ですと、なかには「難しすぎる」と思う人や、「簡単すぎる」と思う人が生じるわけです。
もちろん、現在でも教育現場ですべて個別的対応のアプリを使うわけではありません。ここでは詳しく取り上げませんが、一律に同じ問題を解くメリットもあります。現場ではそれぞれのメリットを生かした使用方法を模索している段階だと思われます。
さて、カウンセリングではどうでしょうか。しまうまカウンセリングでは、私はおもに個別的対応のカウンセリングをしています。場合によっては2~3人のクライエントの方の同席面接に臨む場合もあります。しかし、広い部屋で行う集団療法のように、もっと大人数の人に同時に関わることはしていません。
個別(少人数)対応のメリットを考えてみます。まず挙げられることは、個々のクライエントの方のニーズやペースに合わせた対応が可能な点です。カウンセラーは一人一人のクライエントの方に対して、相手に合わせた違う対応をしています。たとえ、面接継続期間に予期しない出来事が起きても、方針を修正しながら新しい状況に応じた接し方ができます。
さらには、クライエントにとって多くの他者の前で言いにくいことでも、守秘義務のあるカウンセラーの前で話していけるメリットがあります。これも非常に大きいアドバンテージだと思います。
個々の人で大きく事情が異なる特殊な課題や、継続的に深くかかわる必要のある課題に対処していくとき、きめ細かい個別的対応は一律の集団的対応より威力を発揮する場合が多いのです。一方、集団的対応は多くの参加者に共通する基本的な部分を扱うような場合、強さを発揮します。
心理的な援助においても、個別対応と集団対応のそれぞれのメリットを生かしていく場合があります。他機関でグループ療法を受けながら、しまうまカウンセリングで個別カウンセリングを受けるという形態も、私は採用することがあります(両者の役割を明確に分ける必要はありますが)。
世の中にあるカウンセリング機関をよく知らないという方は、まず個別的対応と集団的対応のオプションがあることは、念頭に置いていただくと役に立つと思います。
参考文献
山形放送(2025) 児童たちが自分の考えをタブレットなどで共有 AIが習熟度に合わせ個別に出題も 寒河江市の小学校

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