働く人がかかりやすい心の病気:適応障害とうつ病
今、日本では少子化に伴って労働人口が減少したことによる長時間労働が問題になっています。また職種によっては締切りに追われる働き方を求められ、適応障害やうつ病のリスクを抱えながら仕事をしている方は少なくないと危惧しています。
本年4月に放映されたNHKの番組、「山口一郎“うつ”と生きる~サカナクション 復活への日々~」をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。うつ病は、かつては「心の風邪」と言われたこともありますが、山口さんはこの病気を決して侮ってはいけないことを教えてくれたように思います。
復職を支援するカウンセリング
医師から適応障害やうつ病のために休職が必要と指示されたら、第一に服薬しながら休養に務めることが大切です。睡眠と食事をしっかり取り、心身がある程度回復して主治医の許可が出たらカウンセリングを始めることができます。
復職を目指すカウンセリングでは、次のようなお手伝いをいたします。
① 生活(睡眠と覚醒)のリズムを整える・日中の過ごし方(家事・運動など)を考える
・・・日常生活のご様子についてご一緒に見直し、すでにできている行動・これから取り組んでみたい行動をご一緒に見つけます。
② 休職にいたった経緯を振り返り、対処法を考える
・・・認知行動療法を用い、ご自身の考え方のくせや行動傾向を把握した上で、再び休職の状態に陥らないよう、より適応的な考え方や行動を検討します。
さいごに
復職支援カウンセリングではお気持ちや状態に寄り添いながら、行動レベルで具体的な対応・対処をご一緒に考えていきます。どうぞご利用ください。
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