top of page

雨の日と月曜日に

 カーペンターズの懐かしのヒット曲の中で「雨の日と月曜日は憂鬱になる」と歌われています。雨は自然の天候、月曜日は社会で決めたこと、憂鬱の由来は異なりますが、確かに憂鬱な気持ちになる人も少なくないでしょう。天気と人が抱いている気持ちは同じ「気」ですから強く関連しています。北ヨーロッパでは冬に憂鬱になる人が増えます。ある学校でスクールカウンセラーをしていたとき、月曜日は調子が悪いという生徒がカウンセリングにやって来ていました。

 「そりゃそうだよ、憂鬱になるのも無理はない。」人の気分は環境から影響を受けるのですから。雨の日も月曜日も人が個人でコントロールできるものでもありません。では何ができるのか。歌うことだと思います。歌って気分を外に出すこと。歌うのはちょっとと思う人は、小さくつぶやくだけでも気分が外に出ます。そして、できれば、その言葉を聞いてくれる人がいるとなお良いと思います。スクールカウンセラーは答えていました。「それでも今日も学校に来てくれたね。」   


 

Kommentarer


bottom of page